近年、台風・集中豪雨・豪雪などの発生が多い状況下、健康被害や汚染水への不安などの近隣住民の声に対して、自然環境の変化の影響を受けにくい「クローズドシステム処分場」の建設が増えつつあります。
従来の「オープン型処分場」に対して、貯留槽の上を建屋(覆蓋)で覆うクローズドシステム型処分場」は閉鎖空間に出来ることから、
これらの理由により採用される施設が多くなってきています。
「オープン型」か「クローズドシステム型」の選択には地域性があります。
降雪地域や台風が多い地域、そして、近年では、「線状降水帯」の発生による豪雨や強風の影響を受けやすい地域などは、「クローズドシステム型」を選択する傾向があります。
市町村が単独で処分場を計画するには財政面や計画地の確保など困難を極めます。その為、近年では複数の市町村が共同運営する「広域処分場」が多くなってきています。
その理由は、集約化することで建設費の縮減や維持管理費の低減が図れるなどの大きなメリットがあるからです。
そして、広域化に伴い貯留槽の形式は「単体大規模貯留槽」や「複数分割型貯留槽」に分かれ、それぞれに応じたクローズドシステムが採用されます。
複数分割型の最近の傾向として、初期投資を抑制する目的でひとつの貯留槽の上だけに覆蓋を設置し、処分ごみが一杯になったら覆蓋を移動させていく「可動式クローズドシステム」の採用が近年増加しています。
横河のシステム建築は
最終処分場のクローズドシステムの
覆蓋として最適な工法です。
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