


西尾レントオール株式会社
京滋営業部 次長
澳本 大仁 様
京滋営業部 南京都営業所 所長
東 智 様
目的が異なる事務所兼工場と倉庫。
いずれも「yess建築」で快適な新空間を実現。
お施主様の声を読む

目的が異なる事務所兼工場と倉庫。
いずれも「yess建築」で快適な新空間を実現。
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課題と解決
解決ポイントを教えてください。
課題
手狭で商品管理が行いにくい労働環境。
活気の低下や安全面での危惧も。
解決
システム建築を活用し大きな空間を実現。
業務効率向上に加え、
従業員に活気や明るさが生まれる。
Introduction
西尾レントオールについて
西尾レントオールは、建設機械や重機、イベント用品等のレンタル、商品の開発を手がけ全国42都道府県に拠点を持つ総合レンタル企業です。ただ単にレンタル事業を行うだけではなく、各地域に寄り添い、レンタルから波及して地域貢献につながることを意識した取り組みを行っています。



feature article
お施主様の声
営業所長の裁量で建築プロジェクトをリード
2024年の春、西尾レントオールの京滋営業部管内に2つの建物が竣工します。事務所と商品整備を行う工場を併設する「横大路営業所」(2024年4月竣工)、そして商品の倉庫として稼働する「南京都営業所」(2024年5月竣工)です。いずれも構想着手は竣工の3~4年前で、本社におおよその予算を計上。承認が下りた以降は「各営業所がリードして地元で取引のある建設会社と連携し建築プロジェクトを進行していった」といいます。「地域の“顔”である営業所長の裁量は、他の企業よりも大きいのではないかと思う」と話してくれたのは、横大路営業所の責任者である京滋営業部の澳本次長と、南京都営業所の東所長です。

活気が低下していた空間の改善、快適な労働環境の整備を
まずは「横大路営業所(事務所兼工場)」建築の構想についてです。旧営業所はプレハブをつなぎ合わせた事務所やテント倉庫でした。風が吹けばホコリが舞い、OA機器が砂まみれになってしまうような環境。澳本次長は「従業員の活気が低下し少し荒んでいるような印象もあり、手狭で商品管理がしにくい状態だった」と話します。環境改善のため従業員の声をまとめて、建て替え建築の上申をします。新たな営業所に求めたものは、土地に合わせたL字型で2階建ての事務所と工場です。事務所部分では大きな会議室に加えて、将来的に別の部門が入居できる空間も確保。加えて日常の業務を止めることなく建築することが条件でした。
続いて「南京都営業所(倉庫)」建築の構想についてです。アルミ商材が多い南京都営業所の以前の倉庫は、作業スペースやフォークリフトの導線確保が難しいほど手狭になっていたといいます。「安全面でも労災を避けるために新たなスペースが必要」だと考え、拡張・増築を決断します。求めた建物の条件は、導線確保や商品管理がしやすいドーンと大きく柱の無い広い空間です。
2つの営業所は、事務所兼工場と倉庫で役割が異なりますが、建築の目的は“より快適な労働環境の整備”と言えるでしょう。

どちらも「yess建築」を活用。活気や明るさを生む空間に
横大路営業所の建築会社は「公成建設(京都市)」。仕様を固めるのに一番時間を要し、10回以上の打ち合わせを行います。当初は在来工法による提案でしたが、予算やこちらの要望を踏まえてシステム建築(yess建築)の提案に変わり進行したといいます。一方の南京都営業所の建築会社は「野口建設新都(京都市)」です。打ち合わせは同じく10回程度実施。大きな無柱の空間はシステム建築(yess建築)を活用して実現をめざします。
横大路営業所は少し工期の遅れもありましたが、2024年4月に無事竣工。一体型の洗車場など、途中で断念した部分があったものの、自分たちで提案した空間が完成します。澳本次長は「従業員に活気、明るさ、余裕みたいなものが生まれ、非常に満足いくものになった」と振り返ってくれました。南京都営業所は、2024年5月に竣工。図面よりも少し狭い印象を持ったようですが、不平・不満は全く無いといいます。東所長は「しっかりと商品管理するために雨風をしのいで作業ができる。狙い通りで、以前とは全然違いますね」と話してくれました。結果として、2つの営業所とも「yess建築」を活用して快適な空間を実現しています。

本部より広い会議室は目論見通り「全社の重要な会議場所」に
横大路営業所の竣工後、2階にある大きな会議室では、所長会議や西日本の部長会議が行われています。「いろんな会議を横大路営業所でやってもらえるように、本部より広い会議室を作った」という澳本次長。その狙い通りのことになっています。普段会えない会社の上層部が事務所に来る……従業員にとっては嫌なことかも知れませんが、これだけそういう機会が多いと「自分たちの営業所、イケてるやん」という雰囲気になっているといいます。
最後に今後の展望についてお聞きすると「京滋営業部としてもっと店を増やす。事業の拡大、拡張をめざしたいですね」と話してくれました。

編集後記
取材時に訪問した横大路営業所。1階の事務所の方々に笑顔でお出迎え、お見送りをしていただきました。従業員が快適な空間で気持ちよく仕事をしている印象、そして取材中にお聞きした「余裕が生まれている」という言葉の一端を感じました。