関西クリアセンター株式会社 泉州プラント
ビルダー:株式会社コア (千葉県)
- リサイクル施設・最終処分場
- リサイクル施設
- 空撮動画あり
昭和45年の創業以来、廃棄物処理業のパイオニアとして産業廃棄物処理・汚染土壌調査・非鉄金属リサイクル・建設解体業をされています大阪府堺市西区の 関西クリアセンター株式会社 様。
新たな事業場となる泉州プラントをシステム建築で建設いただきました。
泉州プラントは、処理能力が約1,000m²/日となる混合廃棄物リサイクル処理施設です。
YouTube 「関西クリアセンター株式会社 泉州プラント」空撮
泉州プラント全景
関西クリアセンター株式会社 様の泉州プラントは、大阪府の泉大津市夕凪町にあります。
阪神高速4号湾岸線の泉大津北行料金所から約5.3kmの場所です。
下空撮写真は、泉州プラント近くから東方向の撮影です。
このエリアは大阪湾の埋立地となります。
北方向への撮影
写真中央の建物が、システム建築で建設いただきました泉州プラントになります。
建物は、長さ60.0m x 幅45.0m の室内無柱構造のカスタムタイプです。
建物奥の太陽光発電は、出力規模が19.6MWとなるソフトバンク泉大津ソーラーパークです。
その奥には屋外イベントなどが行われる泉大津フェニックスがあります。
長さ60.0m方向の鉄骨主柱間隔は、両端が4.8m。中間部は広めとなる7.2m間隔を適用しています。
一般的に在来建築では鉄骨主柱間隔が5~6mの間隔を使用します。
yess建築は7m近い広めの間隔が使用できますので、鉄骨柱・梁の箇所数のほか、基礎箇所数や杭基礎の箇所数を減らせますので、工期・コスト共にメリットある仕様となっています。
周囲に建物が無いので規模感が分かりずらいですが、軒高も13m超えで建物面積も2700m2以上の大きな建物になります。
泉州プラント外観
外壁は2種類の異種外壁を使用しています。
敷地進入路から見える壁2面は、高断熱なサンドイッチパネル「フラットヴァンド35V(縦貼り)」のガングレーM色。反対側2面は、Vリブウォールのストーミーブルー色です。
下写真では、意匠性の違いが良く判ります。
敷地新入路側からの撮影
フラットヴァンド35Vを利用した2面になります。
フラットヴァンドの名前のとおり、パネルを縦繋ぎする際の目地以外は薄いパネル間の縦目地以外、フラットな構成の意匠です。
裏手側からの撮影
Vリブウォールは、緩やかなV字谷の縦ラインが30cm幅で入る意匠です。
外壁の違いやカラーで印象もずいぶんと変わります。
各壁面に設置される大開口は、W6.1m x H4.5m の重量電動シャッターです。
個々の上部に出寸法2.0mの鉄骨現し庇を設けています。
泉州プラント内観
無柱スパン45.0m x 奥行60.0m の工場空間です。
yess建築で建設いただく建物の中でもワイドスパンの部類となる建物です。
yess建築は製造手間がかかるテーパー付きビルドHフレームを使用します。
一本一本の柱・梁をシステム建築専用工場で平板の鉄骨用プレートからレーザー切断と自動溶接機によって大量生産することでコストメリットが出るしくみです。
yess建築は大空間を得意とする建築工法で、無柱スパン最大60mまでの建物が対応可能です。
関西クリアセンター株式会社 様ホームページ では、動画にて泉州プラントの工場施設が紹介されています。
廃棄物処理の流れや設備稼働の様子が分かり易く紹介されています。
下のリンクから是非ご覧ください。
関西クリアセンター株式会社 様の泉州プラントは、2020年05月に竣工しました。
【ネット上のニュース情報】
【動画】泉州プラント 工場施設紹介 - 関西クリアセンター株式会社 様ホームページ お知らせ 2020.09.29
※ インターネットリンクページは、掲載元の記事掲載管理により、リンク先のページが参照できなくなる場合がございます事をご了承ください。