一般社団法人関空アイスアリーナ 「関空アイスアリーナ」
ビルダー:郡リース株式会社 (東京都)
- スポーツ施設
- 屋内スポーツ施設
- 空撮動画あり
2019年11月に竣工しました 一般社団法人関空アイスアリーナ 様の「関空アイスアリーナ」です。
屋内大空間を得意とする横河のシステム建築工法をご採用いただきました。
関空アイスアリーナは、国際規格のメインスケートリンクとカーリングリンク2レーン、500席の固定客席を有する通年を通して競技・練習が可能な施設となっています。
YouTube 「関空アイスアリーナ」空撮
関空アイスアリーナ全景
関空アイスアリーナは、大阪府泉佐野市のりんくうタウンの海岸沿いにあります。
りんくうタウン駅や関西空港から近い事から、国内はもとより海外から来日される選手や観光客の方にとって来場が便利なアイスアリーナとなっています。
建物正面側からの空撮
撮影写真は建物完成直後の撮影のため、施設サインが設置されていません。
現在はメイン建物左上に、施設を管理される 一般財団法人関空アイスアリーナ 様のサインと、建物右上にはネーミングライツ・スポンサーとなる 木下グループ 様の「木下グループアイスアリーナ」のサインがアリーナ名として冠されています。
関空アイスアリーナ外観
建物は全長75.0m x 奥行56.7m の室内無柱構造のカスタムタイプです。
全長75mのエントランス側9.0mを下屋形式で張り出しています。
正面側からの撮影
エントランス部の外壁は、Vリブウォールの特注ブルー色です。
建物本体側は、高断熱なサンドイッチパネル「耐火ヴァンドL50H(横貼り)」のホワイト色です。
ホワイト色の建物にアクセントとなる明るいブルーカラーがあしらわれ、シーサイドにある施設が映えます。
裏手側からの空撮
外壁同様に屋根にもPXルーフに高断熱なYマットS(表皮付きグラスウール60mm)を使用し、建物全体が高断熱仕様となっています。
yess建築の屋根は、屋根を2重折板にすることなくグラスウールを敷き込む事が可能な屋根仕様です。
規模の大きな建物建設では、高断熱な建物が現場工期も早くコストパフォーマンス高く建設できる仕様です。
関空アイスアリーナ内観
yess建築で、ほぼ最大スパンとなる無柱スパン56.7m x 奥行66.0m の室内無柱空間です。
観客席・スケートリンク・カーリング場2レーンが納まる幅です。
この橋梁の様な鉄骨柱・梁は、横河のシステム建築専用工場にて生産しています。
設計から生産まで、専用システムや専用のビルドH生産ラインを使用して生産しています。また現場も専任の技術者が鉄骨を架設しますので短工期かつコストパフォーマンス高く建設が可能となっています。
カーリングレーン側からの内観
長手方向の鉄骨主柱間隔はすべて6.0mです。
カーリングレーン側に仮設席を設ける事で、全体として約1,500席のアイスショーアリーナとなります。
2020年現在、一般社団法人 関空アイスアリーナの代表理事であり大阪府スケート連盟会長であります 森本靖一郎 様は2004年頃に近畿圏の屋内スケートリンク減少によるアイススケート選手の練習場不足を救済するために、屋内練習場として必要な製氷設備の開発などを自ら関わられて施設開発されたそうです。
この関空アイスアリーナにもその開発された設備技術が生かされて、コストパフォーマンス高く製氷機器が稼働しています。
そして昨年12月に行われました施設のオープニングセレモニーは、多数のアイススケート選手が出演されて盛況であったそうです。
このアリーナから国際的な選手が花咲く事をyess建築ビルダー・メーカー共に期待しています。
一般社団法人関空アイスアリーナ 様の「関空アイスアリーナ」は2019年12月にオープンしました。
【ネット上のニュース情報】
関空対岸に新スケートリンク アジアの拠点めざす - 日本経済新聞 2019/11/20
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