荏原実業株式会社 かずさファシリティ開発センター
ビルダー:小林工業株式会社 (千葉県)
- 工場
- 機械・電気・自動車
- 空撮動画あり
環境保全ビジネスをリードする研究開発型企業として、「Water:水処理」 「Air:オゾン分野」「Ground:脱臭・資源再利用」という3つの視点から多岐にわたる研究開発を積極的に推進されています東京都中央区の荏原実業株式会社 様。
千葉県木更津市の かずさ生産技術センター 隣にZEB(ネット・ゼロ・エネルギービル)関連事業の新拠点「かずさファシリティ開発センター」をシステム建築で建設いただきました。
ネット・ゼロ・エネルギービルは、、2008年の洞爺湖サミットで勧告されて検討がはじまった「エネルギーを自給自足し、化石燃料などから得られるエネルギー消費量がゼロ、あるいは、概ねゼロ、となる建築物」を指し、経済産業省で2030年までに新築建築物の平均でZEBを実現することを目指すという目標が掲げられています。
YouTube 「かずさファシリティ開発センター」空撮
かずさファシリティ開発センター全景
建物は木更津市の工場・研究施設パークである「かずさアカデミアパーク」内にあります。
手前の大きな建物は、既存のかずさ生産技術センター(在来建築)です。
右奥の建物がこのたびシステム建築で建設いただきました「かずさファシリティ開発センター」になります。
工場裏手奥の高い建物エリアは、会議場ホール・ホテル・スポーツクラブなどの各種サービス施設が一体となった「かずさアーク」です。
かずさファシリティ開発センター外観
建物は、幅29.5m x 奥行20.7m の一部2階建てエリアのあるカスタムタイプです。
建物左側は室内無柱構造の工場エリア。右側が2階建ての事務所・倉庫エリアです。
敷地入口側となる屋根2面には、パラペットを立ち上げています。
工場裏手側からの空撮
幅方向となる鉄骨主柱間隔は、工場エリアに広めの7.2mを適用。
2階建てエリアは、鉄骨主柱間隔を4.5mとしています。
外壁は、高断熱なサンドイッチパネル「フラットヴァンド35V(縦貼り)」のホワイト色をベースカラーに建物コーナーにはコーポレートカラーの外壁で上側に 荏原実業株式会社 様の会社ロゴ看板が設置されて います。
かずさファシリティ開発センター内観(工場エリア)
無柱スパン20.7m x 奥行21.5m の工場エリアです。
屋根側も高断熱なYマットS(表皮付きグラスウール60mm)を設置しています。
工場エリアの天井には、2.0tの懸垂型天井走行クレーンが配置されています。
懸垂型のクレーンですので、主鉄骨の梁からガイドレールを下しています。
懸垂型では、建物鉄骨主柱の際まで巻き上げが可能となります。
奥側の大開口は、W4.9m x H5.0m の風除室を設けた重量電動シャッターです。
建設いただきました かずさファシリティ開発センター では、これから日本のZEB実現に向けて製品の研究開発・設計・施工・販売が進められていきます。
荏原実業株式会社 様のかずさファシリティ開発センターは、2018年06月から稼働しました。
【お施主様ホームページ情報】
ZEB関連を強化、太陽光と蓄電池の連携システムも、荏原実業 - 日経 xTECH メガソーラービジネス 2018/05/21
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