
すばる望遠鏡とは

すばる望遠鏡は、アメリカ・ハワイ島のマウナケア山頂にある国立天文台の望遠鏡である。
建物の大きさは高さ43m x 回転レール直径40m。その中に口径8.2mを誇る大型光学赤外線望遠鏡を備える。
主鏡は単一鏡としては世界最大級の口径であり、かつ他の大型望遠鏡に比べて圧倒的な視野の広さと高い解像力で観測できることが特徴である。
望遠鏡本体の性能はもとより、建物自体も風通しの良い新型ドーム形状によって空気の乱れを少なくして星像の乱れを抑える仕様となっている。
すばる望遠鏡は1999年の初観測から2019年で20年。2018年5月にはハワイ島で発生したM6.9の地震も体験してきた。
そして20年目にして望遠鏡を守るこの大型シャッターの開閉機構に不具合が出初めたのである。